だからきっと、温かな気持ちを思い出させてくれたアルトリシアを守りたくなったのだ。緊張した様子ながら慕ってくる少女のいじらしさも、初めて知る感情だった。
晴れて、彼女は娘となった。
今度は喪わないよう、大切にしたいと心から願う。
「お前はさァ」
ゼノハルトは背後から声が聞こえた瞬間、咄嗟に腰の剣に手を伸ばしていた。長く戦場にいた彼に気配も悟らせず背後を取れる人間など、そう多くはない。
壁にもたれ、気だるげに腕を組んでいるのはサフィだ。片割れの姿はない。
「どうしてちびを娘にしようと思ったんだ?」
晴れて、彼女は娘となった。
今度は喪わないよう、大切にしたいと心から願う。
「お前はさァ」
ゼノハルトは背後から声が聞こえた瞬間、咄嗟に腰の剣に手を伸ばしていた。長く戦場にいた彼に気配も悟らせず背後を取れる人間など、そう多くはない。
壁にもたれ、気だるげに腕を組んでいるのはサフィだ。片割れの姿はない。
「どうしてちびを娘にしようと思ったんだ?」

