虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい

 ファイスは、アルトリシアの腕から呑気に昼寝をする息子を優しく取り上げた。

「アルトリシア。君にはこれからティトの件で迷惑をかけるだろう。それでも仲良くしてくれたらうれしい。この子は自身の秘密のせいで友達を作れなくてね」

「え、と……私でよければ……」

 彼は面と向かって利用すると言った。その点は気になるが、同時に信頼するゼノハルトの親友でもある。それに、アルトリシアはティトが嫌いではない。

「ありがとう。今日はいろいろあってこの子もお喋りに混ざれなかったけど、普段はもっと賑やかななんだ。今度、ゆっくりできるときに遊びにおいで」

「はい、喜んで」

「私も同行するからな」