ゼノハルトを警戒させたのは間違いない。だが、こうなってしまったからにはもう押し通すしかなかった。
「こっちの赤いお兄ちゃんがルブで、青いお兄ちゃんがサフィ。……黙っててごめんなさい」
ずっと黙っている選択もできたのに紹介したいと思ったのは、ふたりが既にかけがえのない存在になっているからだ。父親になったゼノハルトに隠しごとを続けるのは心苦しかったのもあったが、果たして正解だったのかどうか。
「ゼン、君の娘はいったい……」
「私も今、初めて知った」
父親同士が短く言い合う。
「鉱山で助けてもらったの」
それを聞いたゼノハルトが、はっとしたようにサフィの方を向いた。
「こっちの赤いお兄ちゃんがルブで、青いお兄ちゃんがサフィ。……黙っててごめんなさい」
ずっと黙っている選択もできたのに紹介したいと思ったのは、ふたりが既にかけがえのない存在になっているからだ。父親になったゼノハルトに隠しごとを続けるのは心苦しかったのもあったが、果たして正解だったのかどうか。
「ゼン、君の娘はいったい……」
「私も今、初めて知った」
父親同士が短く言い合う。
「鉱山で助けてもらったの」
それを聞いたゼノハルトが、はっとしたようにサフィの方を向いた。

