ティトを観察していたアルトリシアは、そこでふと気づく。
国王の私室に入ったファイスが王なら、ひとり息子のティトはこの国の王子なのではないかと。
「ティトは……既にわかっているだろうが、純粋な人間ではない」
ゼノハルトが頷く。
「この子は魔獣なんだ」
ファイスがそう言った瞬間、アルトリシアはゼノハルトが彼女を背後へ庇おうとしたのを感じた。
「魔獣がどうして城に……。いや、そもそもお前の息子だというのはどういう意味だ。実の息子ではないのか」
「正真正銘、私の子だよ。この子の母親が魔石を核とした人間……いや、魔獣でね」
国王の私室に入ったファイスが王なら、ひとり息子のティトはこの国の王子なのではないかと。
「ティトは……既にわかっているだろうが、純粋な人間ではない」
ゼノハルトが頷く。
「この子は魔獣なんだ」
ファイスがそう言った瞬間、アルトリシアはゼノハルトが彼女を背後へ庇おうとしたのを感じた。
「魔獣がどうして城に……。いや、そもそもお前の息子だというのはどういう意味だ。実の息子ではないのか」
「正真正銘、私の子だよ。この子の母親が魔石を核とした人間……いや、魔獣でね」

