どう説明するべきかアルトリシアが悩んでいたとき、ゼノハルトが息を呑んだのを感じた。
「ファイス、その子は……」
視線の先には、見知らぬ男の腕の中で少年の姿に戻った子犬がいる。子犬だったときと同じように男の腕に顔を擦りつけ、すんすんと鼻を鳴らしていた。
男はゼノハルトたちの視線に気づくと、難しい顔をしてから首を横に振る。
「また部屋に戻らなければならないようだな。説明はそこでしよう」
「……わかった」
ファイスと呼ばれた男は少年を抱きながら先んじて歩き出す。
アルトリシアもゼノハルトの手を握り、落ち着かない気持ちになりながらそのあとを追いかけた。
「ファイス、その子は……」
視線の先には、見知らぬ男の腕の中で少年の姿に戻った子犬がいる。子犬だったときと同じように男の腕に顔を擦りつけ、すんすんと鼻を鳴らしていた。
男はゼノハルトたちの視線に気づくと、難しい顔をしてから首を横に振る。
「また部屋に戻らなければならないようだな。説明はそこでしよう」
「……わかった」
ファイスと呼ばれた男は少年を抱きながら先んじて歩き出す。
アルトリシアもゼノハルトの手を握り、落ち着かない気持ちになりながらそのあとを追いかけた。

