子犬は本当に困っているようで、アルトリシアにぴったりとくっついていた。憐れみを誘うもふもふに抗えず、彼女は子犬を腕に抱えて抱き締める。
「大丈夫だよ。一緒にいてあげる。もとに戻る方法も探してあげるね」
「きゅ……」
慰めたくて言ったものの、困ったことがひとつあった。アルトリシアは絶賛迷子中だという残念な事実だ。
(私が守ってあげなきゃ)
なぜ、子犬――もとい、生きた石である少年がこんなところに紛れているのか理由は知らない。しかし、きっと彼の存在もサフィたちと同じように公にすべきではないだろう。
「大丈夫だよ。一緒にいてあげる。もとに戻る方法も探してあげるね」
「きゅ……」
慰めたくて言ったものの、困ったことがひとつあった。アルトリシアは絶賛迷子中だという残念な事実だ。
(私が守ってあげなきゃ)
なぜ、子犬――もとい、生きた石である少年がこんなところに紛れているのか理由は知らない。しかし、きっと彼の存在もサフィたちと同じように公にすべきではないだろう。

