「くるみちゃん、大丈夫?」
スズナちゃんが心配そうにあたしの顔をのぞき込む。
嘘偽りのない表情。
あたしのことを大切に思ってくれている…。
うん、あたし、自分に自信を持とう。
「あたし…必死に隠してたけど、本当は、性格悪いよ…」
ぽつんとそう言った。
スズナちゃんがあたしの顔をきょとんと見る。
「そうなの? そんなくるみちゃんも見てみたい」
スズナちゃんがそう言って笑った。
その言葉と表情に、気づいたら泣いてしまってた。
あたし、受け入れられてるんだ…。
奏があたしの隣に来て、あたしの頭をぐしゃっと撫でた。
あたしは言葉を続ける。
「優しいフリをして、それも全部好かれるためだったの。全部、みんなに嫌われたくなくて猫をかぶってた…」
「そうだったんだね。でも今、こうして教えてくれて、あたしはそれが嬉しいよ」
「今まで本当の自分、出せなくてごめん…。騙してごめん」
「どんなくるみちゃんもくるみちゃんでしょ? 本当に優しいからみんなに優しくできるんだよ。むしろ、私たちがくるみちゃんに嘘をつかせててごめんね」
みんな、どうしてこんなに優しいんだろう…。
こんなあたしに、どうしてこんなに優しくできるの?
ううん、こんなあたしなんて言っちゃだめだ。
あたしを受け入れてくれるみんなのことを否定することになる…。
泣き止むことのできないあたしを、奏がそっと抱きしめて、頭の後ろをぽんぽんとなだめてくれる。
ずっと心にかかっていてあたしを苦しめていた靄が、あたしからさあっと溶けていくのを感じた。
「てことは、王子も本当は性格悪かったり…」
誰かが言った。
あたしは顔をあげて奏の顔を見た。
「どうかな?」
奏はそう言いながらにこっと笑った。
「って、くるみちゃんが好きになるのにそんなわけないか~!」
そんな声があがって、笑いが起きる。
奏の素の顔だけは…あたしだけのものにしていいかな?
なんだかこの時間がすごく嬉しかった。
スズナちゃんが心配そうにあたしの顔をのぞき込む。
嘘偽りのない表情。
あたしのことを大切に思ってくれている…。
うん、あたし、自分に自信を持とう。
「あたし…必死に隠してたけど、本当は、性格悪いよ…」
ぽつんとそう言った。
スズナちゃんがあたしの顔をきょとんと見る。
「そうなの? そんなくるみちゃんも見てみたい」
スズナちゃんがそう言って笑った。
その言葉と表情に、気づいたら泣いてしまってた。
あたし、受け入れられてるんだ…。
奏があたしの隣に来て、あたしの頭をぐしゃっと撫でた。
あたしは言葉を続ける。
「優しいフリをして、それも全部好かれるためだったの。全部、みんなに嫌われたくなくて猫をかぶってた…」
「そうだったんだね。でも今、こうして教えてくれて、あたしはそれが嬉しいよ」
「今まで本当の自分、出せなくてごめん…。騙してごめん」
「どんなくるみちゃんもくるみちゃんでしょ? 本当に優しいからみんなに優しくできるんだよ。むしろ、私たちがくるみちゃんに嘘をつかせててごめんね」
みんな、どうしてこんなに優しいんだろう…。
こんなあたしに、どうしてこんなに優しくできるの?
ううん、こんなあたしなんて言っちゃだめだ。
あたしを受け入れてくれるみんなのことを否定することになる…。
泣き止むことのできないあたしを、奏がそっと抱きしめて、頭の後ろをぽんぽんとなだめてくれる。
ずっと心にかかっていてあたしを苦しめていた靄が、あたしからさあっと溶けていくのを感じた。
「てことは、王子も本当は性格悪かったり…」
誰かが言った。
あたしは顔をあげて奏の顔を見た。
「どうかな?」
奏はそう言いながらにこっと笑った。
「って、くるみちゃんが好きになるのにそんなわけないか~!」
そんな声があがって、笑いが起きる。
奏の素の顔だけは…あたしだけのものにしていいかな?
なんだかこの時間がすごく嬉しかった。



