「付き合ってくれてありがと! お礼にくるみちゃんがケーキ奢ってあげます!」
「まじ?」
お、ちょっと嬉しそう。
ケーキ好きなのかな。
なんかちょっと可愛い…。
前に奢るよって言ったときは拒否されたけど。
それだけ今のあたし達の関係って対等に近い?
駅の近くのケーキ屋さんに入った。
高校の最寄りだから店内のガラス越しにたくさんうちの高校の生徒が見える。
同じ高校の生徒の目に触れたら面倒くさそうなので、隅の席に座った。
「俺モンブラン食うからお前チーズケーキな」
「は? やだよ。あたしフルーツタルト食べたい」
「無理無理。俺フルーツのケーキ好きじゃねえし」
小さい声で会話するあたし達。
なんで神城があたしの食べるものまで決めるのよ!
絶対あたしの分まで食べる気だ…。
でもまあいっか…。
悔しいけど日頃からお世話にはなってるしね…。
言われたとおりに注文して、しばらく待ってからケーキが運ばれてきた。
可愛い形のモンブランとチーズケーキ。
「いただきまーす」
食べたチーズケーキはすごくおいしい。
「もらうぞー」
神城がそう言ってあたしのケーキにフォークを伸ばす。
「うめえな」
「うまいよね!」
「こっちもうめえぞ」
「あたしもそっち食べたい」
あたしがそう言うと、神城はモンブランを乗せたフォークをあたしに「ん」と突き出した。
何、このまま食べろってこと…?
なんかすごい恥ずかしいんですけど…。
悟られないように、できるだけ普通の顔でパクッと出されたフォークをくわえた。
おいしいし…。
「うまいだろ?」
「うん…」
「顔あけえぞ。お前実はピュアだよな」
なっ…。
「まじ?」
お、ちょっと嬉しそう。
ケーキ好きなのかな。
なんかちょっと可愛い…。
前に奢るよって言ったときは拒否されたけど。
それだけ今のあたし達の関係って対等に近い?
駅の近くのケーキ屋さんに入った。
高校の最寄りだから店内のガラス越しにたくさんうちの高校の生徒が見える。
同じ高校の生徒の目に触れたら面倒くさそうなので、隅の席に座った。
「俺モンブラン食うからお前チーズケーキな」
「は? やだよ。あたしフルーツタルト食べたい」
「無理無理。俺フルーツのケーキ好きじゃねえし」
小さい声で会話するあたし達。
なんで神城があたしの食べるものまで決めるのよ!
絶対あたしの分まで食べる気だ…。
でもまあいっか…。
悔しいけど日頃からお世話にはなってるしね…。
言われたとおりに注文して、しばらく待ってからケーキが運ばれてきた。
可愛い形のモンブランとチーズケーキ。
「いただきまーす」
食べたチーズケーキはすごくおいしい。
「もらうぞー」
神城がそう言ってあたしのケーキにフォークを伸ばす。
「うめえな」
「うまいよね!」
「こっちもうめえぞ」
「あたしもそっち食べたい」
あたしがそう言うと、神城はモンブランを乗せたフォークをあたしに「ん」と突き出した。
何、このまま食べろってこと…?
なんかすごい恥ずかしいんですけど…。
悟られないように、できるだけ普通の顔でパクッと出されたフォークをくわえた。
おいしいし…。
「うまいだろ?」
「うん…」
「顔あけえぞ。お前実はピュアだよな」
なっ…。



