総長は、真ん丸の瞳がなくなるほど 上品に微笑んで。 「ごきげんよう、僕の姫」 なんて言いながら、私の頭を撫でてきたから 「気安く触らないでって、 いつも言ってるでしょ!」 条件反射で、 総長の顔に向かって、回し蹴りを放つも…… これまたいつも通りに ひょいっと、交わされてしまった。 うぅぅ…… 私の回し蹴りも、まだまだだなぁ…… ……って。 何しちゃってるの、私?? 5メートル先の車道に、 バイクにまたがったままの氷牙さんがいるのに。 こんな素を、さらけ出しちゃって……