彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目




三角座りのまま。

顔を、膝の間にうずめ。


絶対に泣きたくない!と

激痛が走るほど、
思い切り唇を噛みしめていた時。


背中から、
力強い腕で抱きしめられた。




「俺……

 そんなの……聞いてねぇし……」





私の肩に、氷牙さん顔が乗せられ


顔と顔の近さに、
私の心臓が、爆音を立てて暴れ出す。




なんで、
こんな甘いことをするかなぁ?



他に好きな人がいるなら

私の記憶に
氷牙さんの温もりが刻まれるようなこと

しないで欲しいのに。