彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目





俺は、急いで振り向いて

古びた本のページをめくる。





なんだ、この本。


人間界の文字は、書かれていない。


俺が転生前にいた、魔界の文字とも違う。





でもこの文字は、俺にもなじみがある。


魔界の学校で、習わされたから。






これって……

「魔法界の……本?」



「氷牙、当たり!」


「なんで……こんなものが……」


「だから。
 魔法界で見つけたって、言ったでしょ?」




それって……


「俺達ゾルックの元マネは、
 人間じゃないってことですか?」