席を立ち 金髪のゆるふわ髪を揺らしながら 「それでは、姫。ステキなお昼休みを」 優雅に微笑んだ総長に ――笑ってくれたぁ。 心の底から、 安堵が込み上げてきたのに…… 余裕を帯びた笑顔が見れたのは 一瞬だけ。 私に背を向けながら、 総長の笑顔は、どんどん崩れていって。 唇を噛みしめ、瞳を陰らせ、 切なそうに下がる肩にカバンを掛け 総長は、廊下に向かって歩き出した。 私は、彼の悲しそうな背中 が廊下に消えるまで 彼の背中から ずっと目が離せなかった。