ー ー ー
「ただいまー。」
ドアを開けて家の中に入る。
あれから少し泣いたけど、人前で恥ずかしくなって、無理やり涙を止めてとりあえず帰ってきた。
自分の部屋にこもって、ちゃんと私の気持ちを理解しようと思ったんだ。
「おかえり。」
えっ、海飛!?
何でいるの、、、?
「もう帰ってきてたの?」
「そーだけど。」
海飛、、、ぶっきらぼうにも程があるでしょ。
「ねぇ、今日夜飯は?」
「ん、、、これから作るわ。」
カノジョいるのに、私と同居しなくちゃいけないのが嫌なのかな。
きっとそうだよなぁ。
「、、、やっぱいいや。俺今日冷凍ご飯でも食べとく。最近うまいの食いすぎたから、たまにはこういうのもいいし、、、?」
「おけ。」
ほとんど右から左で私は聞いていた。
海飛の声はほとんど聞こえなかった。
無意識でテレビをつける。
でも、いつもなら楽しんでみるはずのそれも、全然頭に入らなくて、初めて楽しいと思えなかった。
そのまま私は、特に何も考えずにお風呂に入った。
ようするにぼーっとしているということ。
ー ー ー
浴槽に使っていたら、だんだん目が覚めてきた。
私、、、一条くんに告白されたんだ。
でも、なんで喜んでいないんだろう、、、?いや、嬉しいんだけど、、前ほど喜びが無い気がする。
前までの私だったら、発狂・絶叫って、大騒ぎしてただろうに。
そしてその場ですぐにオッケーを出してたはずなのに。



