「ーーごめんなさい、お母さん。
怒らないでっ。
僕が悪かったよっ、ごめんなさい、お母さんーー」



僕ーーーー?



なに?



小さな子供みたいなたかしくん。




頭を冷たい床に打ち付けて、ずっと謝ってるたかしくんは
異常な者だった。







「胡桃ちゃんが似てたから。

お母さんにーーーー。

ずっと笑ってくれなかったお母さんに似てたから、好きになってーー。
胡桃ちゃんが、笑うと
お母さんが笑ったみたいに見えてーー。




だけどーーーー俺だけに笑ってくれなかったから。
配信で、俺だけに笑ってくれてたらよかったのに、みんなに笑ってる胡桃ちゃんが悪い。

だからーー私生活ライブ配信をさせるように仕向けた」





ーーーーーーたかしくん。