「居たんだよあいつが。
私を殺しに来たの!!」



どうして私の声は響かないのだろう。




どうして憐れな目で私を見るの?



私はおかしくなんかない。


朝を迎えたら、あいつの病院に電話してやる。

もし居なかったらーー証明になる。




私が狂ってないーーって言う証明に。






だけど、腕に点滴針刺されて身動き取れなくなってしまった。
私がおかしいなんて、言うあの看護師のせいで。