長い髪をなびかせて歩く彼女。 彼女が歩く先には横断歩道が待っていた。 僕が渡る時、赤になったら完全に彼女を見失ってしまう。 ま…まって… 追いかけながら心の中で叫ぶ。 「ま…待って!!!そこの高校生の女の子…!」 人目を気にする僕が叫んだ。 人目なんて関係なしに彼女を呼び止めた。