私に気がついて小さく笑った莉生に、ぎゅっと心臓が苦しくなって慌てて目をそらした。



心臓がバクバクする。



……って!



さっきから、どうしたんだろう⁈




まさか、莉生に呪いでも、かけられた?




………ううん、違う。




かけられたのは、呪いじゃない。




ふるふると頭を振って、




その先の思考をあわてて遮断した。