「いたっ……。ぐぅ⁉︎」

 押し倒された背中の痛みを漏らす声は、冬馬が首を締めることで遮られた。

「俺の物にならないなら、このまま死ね」

 冬馬が一気に私の首を両手で締め付ける。その苦しさから解放されたい為に、冬馬の手首を必死に引っ掻く。

「がっ、ぐ、……っ」