私の好きな人。


それは身近のように感じて、実はそうでもない存在。


幼なじみだった。


(あお)人《と》。これが彼の名前。


私はいつも、碧と呼んでいた。


どうしたら一緒にいられるのか。


それを考えながら生活していた。