「蓮兄達は?」


今日は仕事が休みだというので、目覚ましもかけずに眠っていたら
起きるともう正午を超えていた。

私が仕事を始めてから
1ヶ月くらいが経とうとしていた。

想像以上にスケジュールはハードで
三人も久しぶりのお休みだった。


「なんかね、買い物いったよ。」


冷蔵庫から飲み物をゲットした純大はソファーに戻る。

転がってたゲームのコントローラーを拾うと
くりんっと子犬みたいな顔でひまりを見た。


ドキッ


「ゲームできる?」

「できない事もない…かな。」

「できない事も…って事はできるって事?」


純大は首をかしげる。


「できるよ。」


曇りかけていた表情が一気に明るくなる。


「じゃあ、やろっ!」


ぐいっと腕をひかれて、隣に座らされる。


どきん


触れた身体が、思った以上に体格の違いを感じさせて、
思わず胸が跳ね上がった。