「あ、ひまりちゃん。おはよう!」

「純大さん、おはようございます。」


蓮はそのままエプロンをして、キッチンに入っていく。


純大はテーブルに座って、携帯をいじっていた。

そこに有はいないようだった。


「有さんは?」

「有ならまだ寝てるよーあいつは朝弱いんだ。」


私は何となく純大の前に座った。

セットされてるテーブルクロスやマグカップが、ピンク色で揃えてあったからだ。


「ひまり。大正解。」

笑いながら、後ろから蓮が肩に手を置いた。


あっという間に、
トーストに目玉焼きとサラダが乗ったプレートとコーヒーが準備された。


蓮はエプロンを外し、私の隣に座った。


私はというとイケメンはエプロンすら似合うんだな、なんて馬鹿みたいなことを考えていた。


「さ、みんなでご一緒に。いただきます。」