仕方なかった。


私はすべてをその人に話した。


もうここまでバレてしまったら
隠し通すのも無理だと思ったし、

正直、自分一人で…

晴人もいなくて、
これ以上どうしたらいいか分からなかった。


それにこの人なら
きちんと話を聞いてくれるような気がした。


煙草を吸う仕草や、
少し猫背なところとか…

なんとなく有がまとう雰囲気に
似ている気がして

気を許してしまったのかもしれない。


この人も有みたいに私のことを分かってくれんじゃないかって…。