次の日
コンビニに仕事を辞める挨拶にいった。


急に辞めることになって申し訳ない気持ちはあったが、
それが有たちからの条件だった。

幸い、新人がはいったところだったので
店長も快諾してくれた。

コタは私の昨日あった話を聞いて
怪訝な顔をしていたけど、特に止めたりはしなかった。


昔から私がやると決めたことには
賛同するわけでもないけど
反対したりもしなかった。


「なんかあったらすぐ連絡しろよ。」


そう言って、私の髪をぐしゃっと掴むと
裏に消えて行った。