ひまりちゃんに気持ちを伝えた。


あとはもう一つ
ちゃんとしておかなければいけないことがある。


いた。


喫煙室で煙草をふかす有を見つけた。


煙草は嫌いだけど
思い切って中に入った。


煙草の匂いに酔いそうだ。



「有…あのさ。」

「珍しいね。ジュンちゃんがこんなとこまで。」


有の余裕のある仕草…

やっぱり格好いいと思う。



だけど…



「俺さ…ひまりちゃんが好きなんだ!」


宣戦布告?なのか。

これ。

有はポカンとした顔をしている。


「ぷっ、バレバレだよ。今更〜♪」


思い切って話したのに、有は笑いながら俺の肩を抱いた。