バイト
どうしよう…


もう出勤時間も過ぎてしまった。


今更戻れない。


何よりもう二度と
店長(あいつ)の顔を見たくなかった。


「もういいや。もう…」


歩道橋から車が通るのをただただ
眺めていた。


走り抜ける車のライトが、キラキラ光るネオンのようで、頭がぼおっとした。


綺麗…

ただただ不規則のようで規則的な流れに
感情が全部いっしょに流れていくような感覚になる。


もうどうでもいいや…




「もしかして…死にたいの?」