はぁ…

はぁ…

はぁ…




「くそ、くそ、くそ…。」


気づいた時には、その場から逃げ出していた。


いやらしい目、

腕をなぞられるその感覚、

その先に見えるいやらしい狙い…


気持ち悪い。

気持ち悪い。

ぞっとした。


施設育ちだったら
なんなの。

そうやって
男に簡単にお世話にならなきゃいけないのか。

ふざけるな。


私は自分で生きていく。


絶対に
誰にも
甘えたりなんかしない。