どうして、必ず、余計な耳やなにかがついてるんだろうな、と思いながら、求は汐音が見せてきた写真を眺めていた。
単に、格好つけて綺麗に撮った写真を送るのは恥ずかしいという輝美なりの照れだったのだが、男性陣には伝わらなかった。
……それはともかく、うさぎの耳つけた汐音は可愛いな。
その写真、俺にも送ってくれないだろうかと思ったが、汐音はすぐにスマホをしまってしまった。
「なんだよ、お前、呑まないのかよ。
いい雰囲気にならないじゃないか。
お前のことだ。
素面じゃ、きっと堅物のまま終わって、なにも進展しないぞ」
と主張する武志が店まで連れてきてくれることになって。
申し訳ないと思いながらも、ちょっとホッとしていた。
自分の車で汐音と二人きり。
想像しただけで緊張しそうだった。
だが、店に着いたら、二人だけ。
……一体、なにを話したらいい?



