狙われてますっ!

 訊いていいものかどうか迷いながら、
「……城ってなんだ?」
と求は怖々訊いてみた。

 すると、汐音は笑って言ってくる。

「私、よく変換ミスしちゃうんですよね~」

「ありがとうございましたー」
と言われながら、ふたり、店を出た。

「そういえば、加倉井さんは公園の近くの会社にお勤めなんですか?」

 汐音はごく普通に世間話をし始める。

 いや、城はーっ!?
と思ったが、細かいことを気にする男だと思われたくなくて訊けなかった。

 こいつのマイバッグの中が気になる……。

 求は気もそぞろになりながら、汐音と話した。