狙われてますっ!

「へ、変更はございません。
 お手数おかけしまして、申し訳ございません。
 よろしくお願い致します」
と汐音もそれに釣られたような返事をしてくる。

 ふたりで顔を見合わせ笑った。

「なにしてたんだ?」
とようやく緊張が少し解け、普段の口調に戻って言うと、

「ちょっとお買い物を。
 もう買い終わったので、スマホにしていたメモを消そうかと思って」
と笑い、汐音はスマホの買い物メモを見せてくる。

 ふうん、と微笑ましく求は見たが、そこには、

「洗剤
 コンタクトの液
 城」
と書いてあった。

 城!?

 なに買ったんだ、お前っ。

 買い終わったんだよな!? それっ、と思いながら、汐音のマイバックを凝視する。