狙われてますっ!

「もし、汐音がこの先も永遠に満足に料理ができなくても。
 汐音が俺になにか作ってくれようとするだけでも嬉しいと思うから。

 例えそれが、真っ二つになったホットケーキでも」

 ……いや、ホットケーキ、真っ二つにはなってなかったな。
 なりかけてただけで、と求が思ったとき、

「加倉井っ」
と渡真利が求の手を握る手に力を込めてきた。