狙われてますっ!

 一回もこっち見てませんよねっ?
 なんでわかったんですかっ?

 気配っ!?
 匂いっ?

 それとも、あなたが忍者っ!?

 だが、すぐに気がついた。

 渡真利がコンビニのガラスに映った求の姿を見ていたのだということに。

「お前はもふもふを知らないんだったか?」

 ……なんだろう。
 笑ってはいけないのだが。

 スナイパーみたいな目でコンビニを見ているのに、口から出る言葉はなんだか平和だ。

 一体、何処に、もふもふが、と思いながら、求は、なんとなく白くもふもふしたものを連想し、視線で探す。

 だが、渡真利に、
「違う」
と言われた。

「もふもふって言うのは、汐音がそういうニックネームをつけたイケメンのことだ」

 俺、今、白いもふもふを探してるって口に出して言いましたっけっ!?