狙われてますっ!

「……でも、日坂さんが真実の私を見ていてくれたか知りたいの」

 そう呟いた輝美が振り向き言った。

「だから、みんなで会いに行きましょうっ」

 何故っ!? という顔をみんながする。

「日坂さんに、誰が本物の私かわかったら告白するわ」

 いやそれ、どんな試練ですか……?
と汐音たちは思っていた。

 真琴が、
「猫耳つけて、スモーク()いて現れればいいじゃないのよ。
 それで大体、日坂さんにとっては、いつも通りのあんたでしょうよ」
と言うと、輝美は、

「じゃあ、みんなで猫耳つけていきましょうっ」
と言い出す。

「今、此処に居る全員でよっ!」
と輝美に言われ、ロールスリーンの準備をしていた男性社員たちが、

 えっ?
 俺たちもですかっ?
という顔で固まっていた。