その夜、求は夢を見た。 テラコッタ製の兵馬俑(へいばよう)、渡真利がずらっと地下に並んでいる。 渡真利はすべて表情が違い、弓や刀などの武器を手にしていた。 なにを守ってるんだろう……と思い、求が渡真利たちの向こうを窺うと、そこには一畳ほどの畳が敷かれ、汐音が受け身の練習をしていた。 遠目にも動きにキレがあるのがわかる。 ……たぶんなんですが、渡真利さん。 あいつ、そこまでして守らなくても自力でなんとかできるんじゃないですかね? そう思ったところで、目が覚めた。