「いやー、どっちってこともないと思いますよ。
たぶん、仕事モードになると、渡真利さんみたいになるんです。
おにいちゃんのときは、よく褒めてくれるんですけど。
渡真利さんのとき全然ですよ」
と汐音は寂しげに語る。
……お前はどっちの繁さんを好ましく思ってるんだ? 汐音、
と思う求の苦悩などお構いなしに、汐音は全然違うことで苦悩していた。
「ほんとうに仕事のときには別人なんですよ。
あの身体の中に、24人くらいの人格がいるんじゃないかとか思ってしまいますね」
24人のビリー・ミリガンか、と思ったあとで、
「待て。
あとの22人は誰だ」
と訊いてみる。
繁さん、渡真利さん……
あと、残りの22人は!?
たぶん、仕事モードになると、渡真利さんみたいになるんです。
おにいちゃんのときは、よく褒めてくれるんですけど。
渡真利さんのとき全然ですよ」
と汐音は寂しげに語る。
……お前はどっちの繁さんを好ましく思ってるんだ? 汐音、
と思う求の苦悩などお構いなしに、汐音は全然違うことで苦悩していた。
「ほんとうに仕事のときには別人なんですよ。
あの身体の中に、24人くらいの人格がいるんじゃないかとか思ってしまいますね」
24人のビリー・ミリガンか、と思ったあとで、
「待て。
あとの22人は誰だ」
と訊いてみる。
繁さん、渡真利さん……
あと、残りの22人は!?



