狙われてますっ!

「今日、此処に仕事で来ること、言おうと思って忘れてたんだ。
 ……だったら、ついでに驚かそうかと思って。

 あいつらもその方がいいだろうって言ってたし」

 あいつらとは例の恋愛アプリチームの女子たちのことのようだった。

「ほら見ろ、莫迦なカップルのサプラ~イズ! だったじゃないかっ」
と小莫迦にしたように毒づく渡真利に、汐音は言った。

「渡真利さん、余裕ですね~」

 今、相当な絶体絶命だと思うんですけど、
と汐音は思っていたが、汐音たちの許に来た求は、渡真利に向かい言った。

「こんにちは、渡真利さん」
と。