狙われてますっ!





 なんか緊張して、なにしゃべってんのかわかんないぞ。

 ボロが出ないようにしないとな、と思いながら、汐音は珈琲を手に座り、青くなっていた。

 だって、加倉井さんと差し向かいで私の部屋でお茶してるとか。
 テンパって、とんでもないことしてしまいそうだっ。

 ……ところで、加倉井さんが言ったおじいさん、何処に居るんだろ。

 霊? と思いながら、汐音は周囲を見回したあとで気がついた。

 ラグだけじゃ足許寒いな、と。

 汐音たちは小さなローテーブルでお茶をしていたのだが、薄いラグではフローリングの冷気がかなり伝わってくる。

 加倉井さん、寒くないかな?
 私みたいに極厚な上に発熱するタイツとか穿()いてなさそうだし。