スピーカーにして、スマホをその辺に置いておけばよかったのに。
耳と肩でスマホを挟んだまま、膝をついて上に物を突っ込むという不安定な体勢だったせいだろう。
上手く入れられなかった大型の荷物が汐音の頭の上に落下してきたのだ。
「いたっ」
と声を上げると、
「なにやってんの~」
と利子が言う。
「いや、と、……友だちが来るから部屋片付けてたら、物が降ってきて……」
「その部屋なんにもないんでしょ?
なんで人が来るからって慌てて片付けてんのよ。
また散らかしてんのっ?」
と怒られそうになったので、
「あっ、チャイム鳴ったから、切るね~。
おやすみ~」
と汐音は電話を切った。
本当に鳴ったのだ。
あ~、でも、お母さんのおかげで、あまり緊張しないまま、加倉井さんを迎えられたぞ。
そう思いながら、インターフォンのカメラで求の姿を確認し、玄関に向かう。
耳と肩でスマホを挟んだまま、膝をついて上に物を突っ込むという不安定な体勢だったせいだろう。
上手く入れられなかった大型の荷物が汐音の頭の上に落下してきたのだ。
「いたっ」
と声を上げると、
「なにやってんの~」
と利子が言う。
「いや、と、……友だちが来るから部屋片付けてたら、物が降ってきて……」
「その部屋なんにもないんでしょ?
なんで人が来るからって慌てて片付けてんのよ。
また散らかしてんのっ?」
と怒られそうになったので、
「あっ、チャイム鳴ったから、切るね~。
おやすみ~」
と汐音は電話を切った。
本当に鳴ったのだ。
あ~、でも、お母さんのおかげで、あまり緊張しないまま、加倉井さんを迎えられたぞ。
そう思いながら、インターフォンのカメラで求の姿を確認し、玄関に向かう。



