狙われてますっ!

「この間、私がコピー機詰まらせてたとき、颯爽と助けてくれたのよ。

 そうよ、きっとあの人だわ。
 あの人が私の新しい風なのよっ。

 派遣社員の人じゃなくても、営業さんとかは新しい人が来るじゃないっ。

 よかったわ、此処へ来て。
 目的が果たせたわ」

 いや、一万円を返す目的が果たせていないのですが……、
と汐音は思っていたが、輝美が楽しそうなので、まあ、いいかと思う。

 公園、明日また覗いてみよう。

「あ、あっち側、キッチンカーが来てる」
と広い公園の自分たちが居るのとは反対側を見て、真琴が言った。

「今度、みんなで買って食べない?」

「あっ、渡真利(とまり)さん、うちの会社の方行くわよっ。
 早くっ、戻るわよっ」

 まだ食べかけだった汐音と真琴は、ええーっ? という顔をしたが、輝美は食べかけのお弁当をもう片付けている。