今か。
お前ら、今やるのか。
お前らが邪魔してないか……。
求は部下たちが汐音に試作品のアプリの入ったスマホをやらせているのを離れた場所から見ていた。
「えーっ。
こんなセリフ、リアルには言えませんっ。
照れますよ~っ」
「だから、いいんじゃないですかーっ」
と楽しそうにみんなで頭を付き合わせてやっている。
「あっ、加倉井さんがっ。
このアプリ会社の社長ってキャラ、モデル、加倉井さんですよねっ?
加倉井さんがすごくやさしいんですけどっ」
……普段やさしくないのか、俺は、と思いながら、求は離れた位置でスマホを見ていた。



