「ああ、少し庭を歩くか。 寒いぞ。 暖かくして出た方がいいぞ」 と求に言われたので、コートを羽織って庭に出てみる。 すると、木々の間をさっと移動する人影が見えた。 「汐音?」 と求が振り向いたとき、汐音の姿はもう消えていた。