狙われてますっ!

「なんでお前に頼むんだ。
 別に俺と親しくないだろう。

 なんか勘繰(かんぐ)られてるのか?」

「いいえ。
 なにも考えてなさそうだから、すっと誘えるでしょ、と言われて」
と言うと、渡真利は、……ああ、と小さく頷く。

 ああってなんですか……と汐音が思ったとき、
「まあ、参加してもいいかな。
 もうちょっと中の連中と親しくなっておきたいところだ」
と渡真利は、あっさり呑み会を承諾した。

「わかりました。
 今、バッタリ出会ったので誘った、でいいですか?
 それとも、うちの社で誘い直しましょうか」

「いや、いい。
 今、お前と居るのを見られてるかもしれん。

 今誘ったことにしろ」

 わかりました、と言ったあとで、汐音は言う。