あまりに真剣に見つめられ、目もそらせない。 「…ずっと、好きだった子って。 心春だから。」 「…え?」 思いもよらない言葉に目を見開く。 だって、ずっとって。 会ったのは、ついこの間だよ。 「中学のときから、駅でずっと見てた。 ちっちゃくて、髪ふわふわで、友達とにこにこしてて楽しそうで。 かわいいなって思ってた。」 その、告白に。 今までにないくらい、これでもかってくらい顔が赤くなるのがわかる。