ーーーー



「うー。最悪だ」


朝、少し遅く家を出ると、昨日からずっと繰り返している独り言を呟く。

我ながら、あれは涼くんにたいして嫌な態度だったと、自己嫌悪。


本当最悪。


私って嫌なヤツ、勝手に勘違いして。
冷たい態度とって。


…わかってる、私が涼くんを諦めて。
友達として普通に謝れば、またみんなで遊ぶことくらいはできる。


そんなことを考えながら。


よく眠れなくて寝坊して、セットできなかったぐるぐるの天パの髪を触る。

とりあえずハーフアップにしてきたけども、ふわふわには程遠い。