「アメ達って、付き合って一か月だろ? もうすでに、別れの危機じゃね?」 嬉しそうなムッチーが、 僕の肩に腕を乗せてきて。 「俺もそろそろ、 望愛を口説きにかかるかな?」と 宣戦布告までされちゃった。 「望愛ちゃんと雨宮先輩がケンカしたら、 俺が望愛ちゃんを慰めつつ、 奪っちゃいますからね~」 今度は大地君が、 やんちゃに舌をペロッと出してきた。 僕はもう、黙ってはいられない。