望愛と大地君の笑い声が、遠のいていき 完全に、声が聞こえなくなったところで 僕とムッチーは、 やっと隠れ状態から解放された。 青空に拳を突き刺すように 伸びをしたムッチーが、ポロリ。 「俺らがジョーに勝てると思うか? ムリだよな~」 ムッチーはなぜか、 青空よりも晴れやかに笑っている。 「俺とアメよりも、 ジョーが一番、 望愛のことを大事に思ってたんだから」 「な?」っと、 やんちゃ顔のムッチーに微笑まれ 僕の中のモヤモヤも、薄らいでいく。