それから一年後。私達は小学6年生になった。 箕田と心恋ともまた同じクラスになれて、でも…。 箕田と話すことも、休み時間にバカ笑いすることも減った。 私は、まだ…箕田が好きなはずだった。 でも、確かなのは。 箕田への気持ちが薄れてきている、ということ。 「今日は卒業アルバムに載せる写真撮るからなー」 担任の先生が皆にそう呼びかける。 もうそんな時期か…。 数ヶ月後には卒業して中学生になる。