【短】好きだからこそのきみとの距離の測り方。

その日を境に、なんとなく松原との会話がぎくしゃくして、私も…多分松原も、一体どうしたら、一番上手く心の中の噛み合わない「好き」の匙加減を表したらいいのか、手探り状態だった。

でも…松原は、決心したのか楓に告白をする、とだけ私にメールをくれた。

ちくん。

また痛む胸の奥。
だけど、好きだから尚更、守りたい距離が…関係があって。

私は、ひっそりとこの芽吹いたばかりの恋を摘んだ…たった一人で。

勿論、楓の告白の返事は「ごめんなさい」で、松原はその答えに「うん、なんか…そんな気がしてた」と言ったらしい。

そして…。

「まゆっちー!」
「あー…はいはい。今度はどんなコなの?」

こんな風にすっかり恋の相談窓口になってしまった私。

だけど、それでいいと思ってる。
傍に松原がいてくれるなら…親友として私を好きでいてくれるなら。

不毛だと言われるかもしれないけれど、これが私と松原の…点と線。

Fin.