ファイヤークイズ午後の部

そんな態度の一真に友香がまた口を開いた。


なにかを言おうとしたのと同時にアナウンスが流れ、友香の言葉はかき消されてしまう。


《ではクイズです! バイトの許可が下りない時は、どんなとき?》


それも、入学したときに説明されていたことだった。


この学校に通っていれば、誰でも知っている事。


「学生として適切なバイトと言えないとき。保護者からの許可が下りないとき」


一真はよどみなく答えて、あたしはホッと胸をなで下ろした。


その通りだった。


高校生ともなると犯罪性のあるアルバイトに手を付けてしまう子もいる。


そう言ったことをなくすため決められているようだ。


一真が無事に答えたので、次はあたしの順番だった。


さすがに緊張が走り、自然と背筋が伸びた。


あたしの大切な物って、なんだろう?