「これ、もしかして…!」



「多分それ、新が想像してるやつ」




楽しそうにラッピングを解いていく新。




ふふっなんだ、新もまだまだ子供じゃん。なんて思ったり……

だって普段の新、隙がないっていうか、ちょっと大人な感じで

常に私の一歩上を行ってるんだもん…!




「雫!すっげー嬉しい…ありがとな」



「新に喜んでもらえて良かった…!」



そう、私が新にプレゼントしたのは時計。

目覚まし時計とかじゃなくて腕時計の方、!



「あ〜お風呂以外ずっとこの腕時計付けておこう…」



「ちゃんと外してよねっ」



「聞こえたのかよ〜〜」



「なに独り言言ってるんだと思ったら…!もう!」




「怒ってる雫も可愛い」


雫が喋っている間、新がそう呟いていたことに雫は気が付かなかった____。