新の部屋は2階にある。
階段を上がって新の部屋の前に来た。

「新?起きてる?」

「……」

やっぱり、新は起きてないみたい。

「新〜入るよ?」

「スースー」

「あーらーたー起きて!」

「ん〜…」

「!?……あーもう……」

私は今新にだきしめられてる。
今回が初めてじゃないのに…慣れないんだよね。
新はね、朝一番最初に触ったものを抱きしめちゃう癖があるんだ〜。
朝から心臓に悪い…


「はっ、え?雫?」

「あ〜やっと起きた!」

「どうして雫が俺のベッドに?」

「覚えてないの?また新、私を引っ張って抱きしめてだんだよ?」

「っ///ごめん」

「いいって、もう新に抱きしめられるの慣れてるし!」

「ってもうこんな時間じゃん!早く着替えて来てね」

「うん」